TeamBulding

チーム・組織を立て直すにはために最初に取り組むこととは

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -

チーム・組織づくりの土台・基礎となるもの

チーム・組織の基礎づくりは3つあります。

意志
人間力
正直と基本

意志:幸せな未来をつくるという意志。
人間力:生きることを大切にしている人。人のこころを大切にしている人。
正直と基本:正直とはあるがままを捉えること。基本とは基となる本質。それを積み上げること。

チーム・組織とは何のためにあるのでしょうか。それは一人では達成することができない未来をつくることです。そのつくりあげる未来とは人の幸せにつながることです。

時代とともに幸せは変化しています。とくに今は変化が激しい時代です。その理由はインターネットの普及により情報が爆発的に増えているからです。何倍というものではなく、何乗という割合で増えています。

この多様なニーズ、そして大がかりなものになればなるほど一人では到底太刀打ちできません。そこで必要になるのがチームです。

一人ではできないことがチームで可能になります。

そのチームでまず必要なるのが意志です。どこに向かうのか、どんな世界、シーン、場面をつくりたいのか、という意志が必要になります。意志は目的とも言えますし、意義やビジョンとも言えます。

次に必要なものが人間力です。ノウハウよりもチーム・組織にとって必要なのは人間力です。人間力とは生きることを大切にしている人、人のこころを大切にしている人です。

チームが殺伐とする、雰囲気が悪くなるというのはたいてい人を人として見ていないからです。人をモノのように扱っているチームをわたしはいくつも見てきました。

人はモノではありません。人はコストではありません。そのことをもう一度よく考えるべきです。

そして正直と基本です。

正直とはあるがままに捉えることを指しています。基本とは基となる本質です。それを積み上げていくことが大切です。あるがままというのは言葉を変えると常識を疑え、ということです。

ものごとを常識というフィルターで見ると本来見えるはずのものが見えなくなってしまうのです。一度ゼロベースになって考えること、観察すること。

常識に対して「本当にそうなの?」「なぜそうなの?」と疑問を持つことが本質に近づく質問です。

正直と基本を積み上げることができればより質の高いモノやコトを提供できるようになります。

しかし、チーム・組織を立て直そうと思ったとき、基礎を立てる土台が必要になります。

その土台が『感謝』です。

あなたは運がいいですか?

「あなたは運がいいですか?」

Panasonicを一代で築いた松下幸之助さんが面接の最後に聞いていた言葉です。

この質問に「運が悪い」と答えた人はどんなに高学歴でできそうな人でも不採用にした、という逸話が残っています。

イケダハヤトさんのブログが非常によくまとまっていたので引用させていただきます。

自分のことを「運がいい」といえる人は、
・「自分は自分の努力によって、ここまで成り上がった」と思い込まない
・謙虚なため、自分の力に酔いしれることがない
・「人に恵まれてきた」という自覚があるので、「自分は社会に恩返しをしなくてはならない」という使命感を持っている
・「他人に与えた好意は、巡りめぐって自分に返ってくる」ことを知っているので、積極的に他者を助ける
・「失敗や成功はしょせん運である」ということを知っているので、過度に落ち込まない
・「失敗や成功はしょせん運である」ということを知っているので、失敗した人に対して「おまえの努力が足りなかったんだ!」と自己責任を押しつけることがない
という点で美しいです。

その逆に、「自分は運が悪い」と思っている人は、

・「自分は努力しているのに、運が悪くて成功していない」という「恨み」を抱えている
・「自分はもっと評価されてしかるべきだ」という自己の過大評価に陥っている
・こういう人は、成功したときに「ついに努力が実った!」と考える。「自分はたまたま周囲の人やタイミングに恵まれて、成功した」とは考えない
・成功は自分の手で勝ち取ったものであるので、独占しようとする
・成功したときには自分の力に自惚れ、失敗したときには能力不足・努力不足の自責感に苛まれる
・成功者を妬み、失敗者を「努力不足だ!」と責める
という点で醜いです。ぼくはあんまり、お近づきになりたくありません。

松下幸之助流・一発で人間性を見抜く問い:あなたは運がいいですか?

一言でいうと運がいいと答える人は「感謝できる人」です。逆に運が悪いと答える人は「感謝できない人」です。

そう。チーム・組織で土台となるのは、「感謝」です。

「ありがとう」とは有難う

「感謝」の反対語は何でしょうか。感謝の言葉は「ありがとう」という言葉で表現されます。「ありがとう」を漢字で書くと「有難う」になります。有ることが難しい状態という意味です。

有ることが難しい状態だから「ありがとう」。

その反対は「当たり前」であり、「無視」、「無関心」となります。

感謝はチームの土台です。まずは「ありがとう」と声に出すこと、「助かったよ」と声に出すこと。感謝の想いを表現することからはじめましょう。

どんなノウハウよりも強力です。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© UKIAコンサルティング , 2019 All Rights Reserved.