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メチャクチャなやつでも信頼を得る方法

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信頼を得る技術とは

周りの人でいませんか?

約束をきちっと守るわけでもないのに信頼されている人。
破天荒でメチャクチャな奴なのにかわいがられ、信頼されている人。

なんでこんな人が信頼されているんだろう、って思ったことはありませんか?

私もつい最近まではわかりませんでした。
でもある一つの動画を見てその謎が解けました。

まず「理由」そして「信頼」 | サイモン・シネック | TEDxMaastricht

サイモン・シネック氏は、
「信頼とは価値観や信念が共通している感覚」
と表現しています。

これを知って過去のことを振り返ると信頼関係を構築するにおいて、成功と失敗の両方が見えてくるようになりました。

失敗したNPOの代表理事の経験

私はある教育のNPOの代表理事を務めたことがあります。
そのNPOでは法人になる前に活動していた母体がありました。

私はサッカーのコーチをした経験があり、私の経験を活かすことができると考えたため、二つ返事で引き受けました。

結論から言うとそこで私は1年で代表理事を解任されました。信頼関係構築に失敗したのです。

一言でいうと「驕り」です。
サッカーのコーチで結果を残していた私は、心に慢心と驕りがあったと今になってわかります。元いたメンバーの想いを汲み取らず、私の価値観や信念を押し付けてしまっていました。

自分はできる、という慢心が招いた結果です。
価値観や信念が共有されなければ信頼など生まれるはずもありません。

どんなに約束を守っても、寝ないで努力しても、何時間もかけて準備をしても価値観や信念が共有されていなければ信頼など生まれないのです。

ほぼ素人をなぜ信頼してくれたのか

実をいうとサッカーのコーチもよく顧問の先生が引き受けてくれたと今になって思います。

サッカーのコーチをやろうというぐらいだから、小中高はサッカー部だったのだろう。最低でも中高サッカー部だったのでは、とよく言われます。

小学校時代は遊びでサッカーをした程度でいわゆる少年サッカー部には入っていませんでした。中学校は帰宅部。高校はいろいろあって社会人ラグビーに入っていました(顔は老け顔だったので誰も高校生とは思ってくれなかった…)。

サッカーに出会ったのは専門学校時代です。Jリーグの影響もあり、ミーハーだった私はラグビーよりもサッカーのほうがモテるだろうという浅はかな考えで専門学校のサッカー部に入部しました。

入部したサッカー部は非常に楽しいものでした。その学年はたまたま国体に出場した、全国大会を経験したメンバーが数人集まったため、非常にレベルが高かったからです。

サッカーがこんなにも楽しく、素晴らしいスポーツだということを初めて知り、熱中しました。

2年生になり、就職のことを決めなければいけなくなってきました。私はこのサッカーで食べていくことはできないか。大好きなことでやっていく方法はないか考えるようになりました。

そんなとき、ある本を読んでいて「サッカーの指導者」というワードが飛び込んできました。
「よし、サッカーのコーチになろう」
サッカーのコーチは専門学校2年生の夏に決めました。たった1年しかサッカーを経験していなかったのです。

いま考えると無謀過ぎます。もちろん周りからは反対されました。しかし、私は全く耳に入りませんでした。

どこかで経験を積まないといけない。そういえば母校の中学校のサッカー部はそれほど強くなかったはず。と思ったらすぐに母校の中学校に電話しました。

サッカーの顧問の先生に代わっていただき、サッカーのコーチがしたい、その想いをぶつけました。

電話では詳しいことはわからないので、こっちに来て事情を話してほしい、と言ってくださりすぐに中学校に向かいました。

久しぶりの職員室。中学生だったころの緊張感を思い出しながら、顧問の先生のところに向かい、自分の想いを話しました。

サッカーが大好きであること
仕事にしていきたいこと
そのためには経験が必要であること
何かお手伝いできるのであればぜひお願いしたいこと

先生は2つ返事でOKしてくれました。

「僕は柔道出身で実はサッカーのことがわからない。君のような人が来てくれると助かるよ。よろしく頼むね。」

という声をかけていただいたと記憶しています。

たった1年しかサッカーを経験していなくてもOKをもらえたのは、なぜか。
どう考えても技術や経験でOKしてくれたのではないことは間違いありません。
熱意や想いだけでした。しかし、それが何よりも大切なのです。

ふさわしいフォース(魂)

一番良いのは、想いや情熱、熱意があってさらに経験やスキル・技術があるのが良いです。

でもやはり主体は想いや情熱、熱意です。どんなに技術やスキルがあっても想いがなければ成就しません。

どんなに素晴らしい技術やスキル、ツールがあっても
それにふさわしいフォース(魂)がなければ使いこなせない

信頼は価値観・信念・情熱・想いをいかに共有できるかです。

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